手放すという行為
手放すという行為をする時
とても苦しい。
苦しくなかった事がない。
苦しいと思ってはいけない。
苦しいという感情さえ離れていって欲しい。
時が経てば色褪せて
ただの傷跡になって
その時の痛みは薄れていくし、忘れていく。
自分という存在は、誰かにとって目の前の流れ行く季節で、変わりゆく風景。
それは最初から分かっていたことで、
自分はそれを受け止めていて、
自分は自分のことをコントロール出来ていたと思う。
悲しさもなければ、後悔もしていない。
自分の選択に傷つくことはない。
心地よさも、
痛みも、
その空間の匂いも、
一瞬の温かさも
全てが鮮明で
昨日のことのように感じられる。
自分の中に湧き上がる感情も
フタをするのではなく、
忘れるのではなく、
自分の手で選んで、手放していく。
うん、だから私は痩せるよ。
さよなら大好きなお菓子たち